導電ペーストを作りたい

 

はんだ付けに飽きた

チップ抵抗だのチップLEDだの研究室の雑用で付けまくっていると

「あ~、はんだとかもうやりたくねぇよぉ~(VC.杉田智和)」てな感じで飽き飽きする。

その時に思い出したのが2016年にやっていた Maker Faire Tokyo で導電ペーストなる

物があった。そいつはペンのように線を引くだけで回路を作る事が出来る素晴らしい

物だが、如何せん高かった。

 

高いなら作ればいいじゃない

 思いついた物をとりあえず試してみた。

エポキシ系接着剤に銅粉、亜鉛粉、伸ばしやすく乾きやすいようにアセトンを混ぜて

テスターで測ってみた。

が、なんも流れない。

原因は、金属粉の周りに隙間なくエポキシがコーティングされてしまい

絶縁状態になっていると考えられる。

 

薄く薄く、シャバシャバに

エポキシがダメだったので、業務用合成のりに変更。

金属粉も銀粉に、アセトンが勿体なかったので無水エチルアルコールに総変更。

・・・・・。

おお、流れた。抵抗値80Ω ±20Ω 程度で良好。

でも、銀粉高い。だから鉛筆の芯を削った物で代用。

まぁ、高くなることは分かっていたけれども約130Ωとは。

それでもLED点灯程度の回路ならば問題ない。

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問題点

抵抗値が高く変動が大きいため精密回路や電位差で動く回路には使用できない。

使えないこともないが、おすすめは出来ない。

あと、はんだ付けが面倒臭いからという理由で作ったのに後片付けが面倒臭い。

つまり、おとなしくはんだ付けしていろって事。

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こんな雑な感じになってしまいましたが、興味のある方はぜひ試してみて下さい。

成功したり高精度なものが出来たら教えていただけると幸いです。